高齢者に多い骨折
高齢者に骨折が多い理由
若い頃と違って年をとると骨はもろくなります。
女性は男性よりも平均寿命は長いですが、「骨」に関しては男性に比べると10年程早くもろくなり、
骨折して受診、入院治療を受けるというケースが圧倒的に多くなっています。
また、高齢になると筋力が衰えることに加え、反射神経が鈍くなり転倒することが非常に多くなります。
とっさの場合に姿勢を制御することが難しくなります。
症例・治療実績のご紹介
500例以上の患者様を今まで治療してきました。高齢者に多く骨折の中で一番寝たきりの状態になり易いので適切な治療と充分なリハビリテーションが必要です。今まで手術された最高齢は102歳の患者様です。
高齢者にはリハビリテーションが大事で、当院では受傷前の歩行能力に極力戻るように、リハビリテーションを行っています。リハビリ期間が多少長引いても患者さんや御家族の期待に添えるようにするのがとても大事なことだと思っています。
- 大腿骨頚部内側骨折・人工骨頭置換術[手術時間平均30分(25~35分)]
- 骨折部の転位の大きい例は人工骨頭置換術をします。
- 大腿骨転子部骨折[手術時間平均32分(25~45分)]
- この部位の骨折は骨がつくので観血的骨接合術を通常します。
- 上腕骨頸部骨折
- 上腕骨頭を含めた粉砕骨折には人工骨頭置換術をしています。
- 上腕骨頸部骨折
- 粉砕していない骨折には観血的骨接合術をします。
- 橈骨遠位端骨折
- 骨折部のずれが大きい場合に手術をします。
- 足関節脱臼骨折
- 冬に多い骨折です。